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    局所排気装置

プッシュプル型換気装置

集 塵

レシーバー式フード   

​発散源

外付け式フード

排 気

排 気

​(開口)

​囲い式フード

​発散源

​発散源

​発散源

​発散源

 気(プ ル)

 気(プッシュ)

局所排気とプッシュプル

 局所排気とは、発散源の近くに空気の吸い込み口(フード)を設けて局部的な気流を作り、発散した有害な空気が拡散する前に

吸引除去する方法で、フード型式は「囲い式」と「外付け式」「レシーバー式」に大きく分けられます。

 プッシュプル型は、発散源を挟んで向き合うように給気用の気流(プッシュ)と排気用の吸込み口(プル)を設けて換気を行います。作業場の一部にプッシュプル気流を作る「開放式」と、作業ブース全体を密閉して一様なプッシュプル気流を作る「密閉式」がありますが、プッシュ側が無くプル側ファンのみの換気装置もプッシュプル型として設計可能です。

 日本の厚生労働省令では局所排気とプッシュプル換気を別のものとしており届出書類の様式も異なりますが、いずれにしても

作業現場の有害物質が人体に曝露しないように設計された排気装置として、目的は同じものです。

安全衛生法で設置が義務付けられている局排装置及び、プッシュプル型換気装置は、対象となる有害物質・作業工程によってその構造と性能の要件が細かく定められています。

 

フードの種類とメリット・デメリット

アンカー 2

​発散源

 有害なものだからと、とにかく吸引力さえ大きければと考えがちですが、重要なのは有機則・粉じん則などに定められた制御風速を満たしている事です。風量を多くしても違反にはならないものの、風に当たり続ける事で作業者が疲労してしまう・溶剤が揮発して減る・ファン等にコストがかかる上に電気容量も増大する など様々に望まない事が生じる可能性があります。さらに特化則に於いては制御風速ではなく抑制管理濃度での管理となる物質も多いため、制御風速が小さくても濃度が下がっていれば良いということになります。

 弊社の局排フードは全てお客様との打ち合わせによって設計するオーダーメイドです。作業のしやすさを一番に考え、最も効果的なフードをご提案します。

 

 

​●囲い式:(カバー型、ドラフトチャンバー、グローブボックス など)

 有害物質の発散源をすっぽり囲むので、外乱気流の影響が少なく吸引効果がよい。ミキサーやローラー等のある機械の場合には作業者の巻き込み防止対策も出来る。

作業のために手や工具を入れられる位の開口部を設ける(顔を入れるのは厳禁)。

●外付け式:(ルーバ型、換気作業台 など)

 囲い式よりも吸引力が必要になる。費用対効果が少ない為、弊社では、やむを得ない場合にしかお奨めしていません。

●レシーバー式:(グラインダーカバー型、キャノピー型 など)

 回転するグラインダーの粉じんや、熱気流で上昇するガスなどが飛散する方向で受け止める方法。(receiving=受け止め)

 有害物質の方からフードに飛び込んで来てくれる動力を効率よく利用できる。

●プッシュプル型

 費用は比較的高くなるが、広範囲に対処でき作業者の移動範囲も広く確保できるメリットがある。 

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